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バッグの劣化しやすい場所②

今回はバッグ修理を日々行わせていただいく中で、バッグの特に劣化しやすい場所とその対策というテーマでお話させていただきます。

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付け根革(根革)

持ち手やショルダーストラップを本体と繋いでいるパーツのことを根革と言います。このパーツはバッグの重みを支える部分ですので、負荷がかかりやすく、切れてしまうことがよくあります。

間に金具を挟んで接合されていることが多く、重みによる負荷と金具との摩擦でいつかは切れてしまうパーツです。

写真はルイヴィトンが多いですが、当社ルイヴィトンの修理が非常に多いのと、ルイヴィトンのバッグを持っている方が圧倒的に多いという理由からでどうしてもルイヴィトンの修理写真が多くなります。決してルイヴィトンのバッグが壊れやすいという訳ではございません💦

バッグを使用する以上、根革にかかる負荷と摩擦を防ぐ方法は正直ございません。では、どうしたら少しでも切れにくくすることが出来るのでしょうか?

こればっかりはあまり現実的な解決方法が無いのですが、かかる負荷を分散させることで少しでも長持ちさせることは出来ると考えます。

普段使用しているハンドバッグでも、トートバッグでも、ショルダーバッグでも全部の根革がいっぺんに切れることはまずありません。

必ず片側か、1ヶ所が先に切れます。先に切れた箇所に一番負荷がかかっていたということになります。

ショルダーバッグの斜め掛けの場合、右利きの人は右肩から左腰に向かって斜め掛けをします。物を取り出す時に手前側の根革が引っ張られるので、手前側の根革から大体切れます。

トートバッグの場合も物を取り出す時に片方だけ肩掛けの状態にしますので、そちら側に負荷がかかり、そちら側から切れます。

ハンドバッグも持っている時にバッグの重心は前か後ろに必ず傾きます。人それぞれの持ち方に寄りますが、必ずどちらかに負荷がかかります。

先にも述べたように現実的ではありませんが…肩掛けする位置を逆にしてみることや、持ち手を逆にしてみるといったことでかかる負荷が分散されます。バッグの使用頻度を減らす、入れる物を減らすといったこともなかなか難しいと思いますが、大事なバッグであればあるほど、なるべく壊れなくしたいと考えますので、意識的に出来ることは行ってみることをおススメ致します。

もちろん、切れてしまったら当社に修理をご用命くださいませ!キレイにお直し致します!

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