パイピング補修
パイピング補修をさせていただきました💼
パイピングとは玉縁(たまぶち)とも呼ばれる装飾技法です。端がほつれたり、損傷をしない様にきれいに始末をすることを言います。
既製品のカバンですと底面は型崩れがしないように、プラスチックの芯材で枠取りし、周りを薄い革で覆ったパイピングになっております。底面の角は接触が多く、革が擦り切れやすく、気が付けば今回のように中の芯材が飛び出てきてしまいます。
こうなった場合、擦れている箇所を覆うように革材を巻き、補強致します💡でも、これってどうやって補修するかわかりますか❓
あまり知られておりませんが、この修理はカバンの表裏をひっくり返します😮底面のパイピングの縫製は内袋の下にあり、見えないのが普通です。革を外から当てて、手縫いやミシンで無理やり縫うことも出来ますが、美しい仕上がりは望めません❗
カバンをひっくり返し、内袋の縫いを一部ほどき、パイピング周りの縫いをほどき、新しい革を巻き、中に入れ込んで、内側から縫い合わせる。こうすることで写真の様な仕上がりとなります👌ここだけを修理するのに、他の所が干渉してきます。カバン修理は場所によっては作るより手間がかかります💦
ですが、お客様の大切なカバンのために全力で修理をさせていただきます。お客様のご要望にお応えすることが我々の使命だからです✨
2022.11.23
パイピング(芯の飛び出し修理)バッグの修理バッグの修理・クリーニングブランド別修理事例他ブランド修理事例