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パイピング補修

【行った修理】パイピング補修

パイピング補修をさせていただきました💼

パイピングとは玉縁(たまぶち)とも呼ばれる装飾技法です。端がほつれたり、損傷をしない様にきれいに始末をすることを言います。

既製品のカバンですと底面は型崩れがしないように、プラスチックの芯材で枠取りし、周りを薄い革で覆ったパイピングになっております。底面の角は接触が多く、革が擦り切れやすく、気が付けば今回のように中の芯材が飛び出てきてしまいます。

こうなった場合、擦れている箇所を覆うように革材を巻き、補強致します💡でも、これってどうやって補修するかわかりますか❓

あまり知られておりませんが、この修理はカバンの表裏をひっくり返します😮底面のパイピングの縫製は内袋の下にあり、見えないのが普通です。革を外から当てて、手縫いやミシンで無理やり縫うことも出来ますが、美しい仕上がりは望めません❗

カバンをひっくり返し、内袋の縫いを一部ほどき、パイピング周りの縫いをほどき、新しい革を巻き、中に入れ込んで、内側から縫い合わせる。こうすることで写真の様な仕上がりとなります👌ここだけを修理するのに、他の所が干渉してきます。カバン修理は場所によっては作るより手間がかかります💦

ですが、お客様の大切なカバンのために全力で修理をさせていただきます。お客様のご要望にお応えすることが我々の使命だからです✨

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